PK

『PK』
『きっと、うまくいく』の主演監督コンビ最新作。
宗教国家インドにおいて「宗教って結局なんだろうね?」みたいな爆弾を落とす凄まじい作品。
当然反対運動起こったらしい。そりゃヒンズー教怒ると思うよ、これ。
でも凄い宗教について分かりやすく、現実的な解釈してる素晴らしい作品なんですよね。
神様やそれを信じる人たちをバカにしたりしてるわけでなく、神を使って商売したり苦しんでいる人を騙してる宗教家を批判してる。
今だからこそ作り得た映画なのかもしれないです。

構造的に面白いのは、PK(酔っ払いという意味)と呼ばれた男は宇宙人で、その宇宙人が地球人を観察するという構図で描いてるところ。
なんかの比喩とか主人公も本当に酔っ払いでとかだと思ったら正真正銘宇宙人だったというオチ。
「嘘をつけない」宇宙人が、神様を使って嘘をつく宗教家たちをやり込めると言ったそんな映画。

で、激傑作!
優しい宇宙人だから真実は言ってるものの、相手を傷つけるような物言いはしない。
それが主人公女性の人生の分岐点と上手く絡んで行ってのハッピーエンド。
この辺の作りは『きっと、うまくいく』の伏線とその回収にも通じる素晴らしいもの。
嘘をつけない宇宙人が初めてついた嘘が、好きな彼女の幸せを願うためというのが実に泣ける。
2時間半もあるし途中でインド映画独特のダンスもあるのに、全然ダレないのはさすがとしか言いようがないです。
ハラハラドキドキ、悲しみと感動の涙。きちんと入れてくるまさにエンターテインメント。
予告でPKの演技がわざとらしいなーって思ってたけど全然そんな事無かった。
あの役柄を考えたら当然だった。

良い映画はいくら感動を言葉にしようとしても自分には難しいので、是非見て欲しいです。
おすすめです。
 

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# by zanzoku1200s | 2017-04-28 09:35 | ハ行 | Trackback | Comments(0)

スケア・キャンペーン

『スケア・キャンペーン』
どっきり番組スケア・キャンペーンは昨今のネット動画(ガチ系)に押されて、第5シーズンまで行ったものの視聴率は低迷中だった。
そこで新たなどっきりを仕掛ける事にしたのだが、仕掛けた相手が実はガチのヤバい殺人鬼だった…。
と思いきや、それもどっきり。
強引な製作方法が気に入らない番組のディレクターみたいな人の恋人、つまり製作側をどっきりにハメるというのが今回のどっきり。
おお、なかなか良いですね、この展開は。
ハメられた主人公(スタッフ)はガチギレするものの、そこに現れたのは例の動画を撮ってる連中。
つまり本物の殺人動画を撮ってる人たち。
他のスタッフは三重にハメられてたんですね。
まぁどっきりどころか最後は本当に殺されちゃうんですけど。
まぁグロ描写もなかなかだし、テンポも良いし、どんでん返しもなかなかだしで結構良い作品です。
定番シチュエーションを逆手に取った演出は、彼らならではという感じでしょうか。

ちょっと物足りないのは殺人動画を撮ってる連中の正体について。
マスクフリークスと言われていて、途中でスケア・キャンペーン内部のスパイも誰だか結構分かりやすい演出もしてくれるんだけれども、それでもちょっと説明不足すぎかなーと。
このままじゃ結構ファンタジーな殺人集団になってしまうので、もうちょっと現実的な面を見せる接点なんかを描いた方がよかったんじゃ無いかと。
そこだけ残念でした。
わりとこれくらいならリアルにありそう…と思わせといてマスクフリークスだけが超絶過ぎたので。
それでも80分もない時間でてんこ盛りな感じの良作でした。
 

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# by zanzoku1200s | 2017-04-26 09:07 | サ行 | Trackback | Comments(0)

ラスト・ウィッチ・ハンター

『ラスト・ウィッチ・ハンター』
女好き(はいつもの事だけど)のヴィン様が、不死身という能力を活かして飛行機に乗るたびにかなり紳士的な態度でCAを口説いては家にお持ち帰りする映画。
…いや、違う(笑)。
中世の時代…魔女に妻子を殺されて復讐を決意、魔女の女王を無事倒したものの、女王は死ぬ直前にヴィン様に「死なない」呪いを与えるというイヤミな事をやります。
不死身なんでその暇をあかしてひたすら魔女を狩るヴィン様。
でも現代は魔女も人間も共存のため協定が結ばれているので、悪さをしない魔女は殺さないしむしろ人間の害にならないよう守ってあげたり。
まぁ当然のことながら殺したはずの女王が蘇ったりする展開なんですけどね。

かなり地味なんですよ。
ワイルドスピードもトリプルXも無駄にポジティブで自信に満ちあふれるヴィン様なんですが、ちょっと違う。
あの感じで見ると肩すかしを食らうかも。
わりとピンチに陥るし。
あっちのノリだったらナイスバディの魔女が次々出てきては殺されるアクション目白押しだろうけど、こちらかなりアクション少なめ。
女好きの紳士設定は似てるんだけれども似て非なると言うか。
あっちのノリが好きだとあまりこれは好きになれない人も多そうでは無いかと。

ただ自分はわりと好きでした。
「いつ来るんだ?」って言う感じの焦らせが若干多いので辛いですけど、演出的な感じというか雰囲気が嫌いじゃ無いです。
お前が裏切るのかよ!と言う人物が裏切るのもよかったですね。
タイトルの通り魔女狩りの人なのに、相棒を結構重要な地位にいる魔女にしちゃうと言うのもよかった。
「女王」なんて地位の人をボスにしちゃって続ける気は無いのかな?と思ったけれど、「女王よりも上の存在を感じた」などと言って続ける気が満々だったのでそれもOKです。
願わくば、ウィッチハンターという立場をもっと明確にわからせるアクションが最初の方にもうちょっと欲しかったというところ。
『コンスタンティン』と似たような感じかな。
でも、なかなか好きです。
 

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# by zanzoku1200s | 2017-04-21 08:42 | ラ行 | Trackback | Comments(0)

バニーマン/殺戮のカーニバル

『バニーマン/殺戮のカーニバル』
非道い。
すべてがでたらめで非道い。
ツッコミどころが多すぎて(しかもツッコむ気力も出ない)疲れる。映画の内容にじゃなく。
一番のツッコミどころは、出だしでどうやらバニーマンの子供時代と思わしき少年が焼かれるシーン。
少年が親と思わしき人物に焼かれ苦しんでいるところを、別の少年がやって来て布団というか毛布みたいなので鎮火してくれるシーン。
それを誰かが撮ってると思われる演出がある。
フィルムで撮ってるみたいな。
誰が撮ってるの?って言う。
焼いた親の仲間が撮ってるなら助けに来た少年を追い返すだろうし、助けた少年の仲間ならその前に助けただろうし、そもそも焼いた親に追われるはず。
だから、ああこれはフラッシュバックシーンなんだな。誰かが撮ってる風に見えるだけで。
って思ったんだけど、後々このシーンを登場人物(焼かれた本人含めて)みんなで映写会やってるんだよね。
ってことはあるんだよ、フィルムが。
意味分かんねーよ。
このシーンで更にツッコむなら、たまたま助けに来た少年は何の意図があって「消火用にしか使えないような布団を持って荒野をうろついてたんだよ」って言う。

ところどころにあるフラッシュバック演出を見るとこの映画、どうやら第2作目の様子。
なるほど、そりゃわけ分からないです。
唐突にラストにバニーマンのお母さんらしき人がささやくという(そこまで一切出てこない)よく分からない演出で終わりです。
R15なんだけどグロシーンはだいたいCG(それもかなり安っぽい)なんで怖くも気持ち悪くもないです。
CG大好きマンだけどこの手のを見ると特撮の良さがよく分かってしまうジレンマ。
あとあれな!バニーマンが突然ラリっちゃうシーンで出てくる謎のヒゲオヤジ!
いや本当にもう、これで120分近くあるという無駄な大ボリューム。
人生の貴重な2時間を使う事ないです。
悪い事は言わないので見ない方が良いです。
 

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# by zanzoku1200s | 2017-04-17 08:49 | ハ行 | Trackback | Comments(0)

キアヌ

『キアヌ』
メキシカンギャング、殺し屋兄弟、新興黒人ギャング、で完全一般人の主人公二人がめちゃくちゃ可愛い子猫を取り合うコメディ。
主人公は、片割れは普段からマリファナ決めるような男だけど基本的には本当に一般人。一人なんてむしろクソが付く真面目。
子猫を取り戻すために殺し屋兄弟になりすますというたいそう無理のある、しかしながら王道コメディ。
まぁ面白いです。普通に面白いです。子猫可愛いし。

ちょっと特殊なのは、この手のお話しはたいてい「コメディなんだから」という理由で結構無茶を通しちゃうんですよね。
この中でも人畜無害を絵に描いたような主人公たちが本物の殺し屋兄弟を殺しちゃうんですよ。
さすがに本当に殺しちゃって良いのかなーと思っていたら、その罪は償うんですよ。
ちゃんと牢屋に入れられる。有罪。殺人罪で。
この辺の、ちょっとなぁなぁにしそうだけどどうなのよって部分をきちんとやったのは珍しいなーって感じで。

あとは普通ですね。
普通に楽しいです。
ネコも若干ピンチになるけども、映画を見慣れてれば絶対安心な演出なんで安心して見てください(笑)。
6ヶ月経って子猫が小さいままなのが一番納得いかなかったんですが。
あと本当にあれがキアヌ・リーブスなのはやっぱり笑えます(ちょっとだけだけど)。
 

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# by zanzoku1200s | 2017-04-13 23:39 | カ行 | Trackback | Comments(0)


見た映画メモ用。忘れっぽいので。感想はテケトー。基本ネタバレ。


by zanzoku1200s

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